作業手順とかかる期間
戸建て住宅の屋根塗装をおこなう場合、作業員3名で平均的な100平方メートルの建造物であれば約1週間の塗装期間となります。
この間に悪天候に見舞われた場合は工期が長くなりますが、スムーズにいけば1週間で下処理から上塗りの全工程を終えることができ、さほど期間を有しないのが特徴です。
屋根塗装の手順としては、最初に作業員が屋根に上がるために必要となる足場を建物を取り囲むようにして設けます。
その後、高圧洗浄機を使用して屋根の汚れやコケ等を洗い流して下塗りを開始します。
下塗りに使用する塗料は熱吸収率の高いシリコン剤で、防水効果も発揮するものです。
この下塗りはローラー工法という作業員による手作業ですが、上塗りにあたる本塗りの場合は高圧噴射器を用いて実施されます。
下塗り後、1日または2日は乾燥させたあとに本塗りをおこないますが、この時は合成樹脂を使用した塗料を使うので希釈時に用いるシンナーの臭いがするのが特徴です。
屋根塗装の作業前にはご近所に挨拶に行くのが望ましいです
屋根塗装は例えば新築でも10年に1度程度で必要となります。
地面からは見えないところですが、絶えず直接風雨や日光にさらされ思う以上に傷んで来ているからです。
屋根塗装をするときには足場を立てるので、その費用を考えると外壁塗装も同時にやってしまうほうがお得です。
外壁も屋根同様に10年程度で劣化してくるので、同時期に塗装をしていく方が長い目で見ればずっと割安となります。
足場を立てるにはトラックが何度も行き来しますし、組み立てや取り外しにも大きな音がしますしほこりも沢山出ます。
ご近所に気持ちよく受け入れていただくためにも作業前には一言挨拶をしておく方が良いです。
何も知らないのにいきなり騒がしくなって埃っぽくなることなど、だれしもいやに違いありません。
作業が始まる数日前までにお家周りの住宅に挨拶をしておきましょう。
言葉だけでも良いですが、お菓子やタオルなど簡単なものを持参していくと、さらに感じはよくなります。